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laienhaftes musiker tagebuch

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アマチュア音楽家の 徒然なるままに

Sir James Galway / Flute Recital

2005年 ロレックス「時の記念日」コンサート
サントリーホール 大ホール


サー・ジェームス・ゴールウェイ フルート・リサイタル
~ フルート幻想 ~

プーランク:フルートとピアノのためのソナタ
ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女/月の光/小舟にて
ヴィドール:組曲 op.34
フォーレ:幻想曲 op.79
ゴーベール:ノクターンとアレグロ・スケルツァンド
ドップラー:ハンガリー幻想曲 op.35
タファネル:オペラ「ミニヨン」の主題によるグランド・ファンタジー

アンコール
 浜辺の歌 / 白鳥 / トルコ行進曲 / ダニー・ボーイ / 熊蜂は飛ぶ


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一昨年のリサイタルより、見た目が加齢された雰囲気
…ご自身もそのことをユニーク触れ、会場は笑いが…

今回の楽器はプラチナ
金の楽器より音の輪郭がシャープで、華麗というより高貴という感じの音

最初の曲は、…彼らしいの? 動かし方が他の奏者と違いすぎて…^^;;
でも、彼が「青」と言えば、赤いものも「青」が正解なんだよ
そう思いたくなる、彼の世界が、、、"あの"大ホールに広がって行く
ゴールウェイ節は健在

月の光… プラチナである事が最大限に良かった
ステージには暖色系のライトが当たっているのに、銀青色の世界が見えてくる
少し青さに明るさが増して 小舟にて
ppの透き通るような音
まるで絵画を見ているみたいだ

どんな超絶技巧なパッセージも、一つ一つの音がクリアに鳴っている
音を言葉で表現しきれない

私にとって聴くのも苦手な近代物すら
いつかは吹いてみたい…と思わせる


多々なプロ奏者の演奏を聴いて
一生かかって彼らの足元にちょっとでも近づければ本望だ…と思う

彼は違う

あっちの世界の人
神様はやはり神様
by laienhaftes | 2005-06-10 23:59 | Wind instrument

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