laienhaftes musiker tagebuch

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アマチュア音楽家の 徒然なるままに

都響・多摩特別演奏会

パルテノン多摩 大ホール

モーツァルト / オーボエ協奏曲 ハ長調K.314
マーラー / 交響曲第4番 ト長調

指揮:広上淳一
オーボエ:宮本文昭
メゾソプラノ:林美智子


先日の新日定期と客層がかなり違う、同じホール同じ週末の日中なのに
新日と都響の差か、定期演奏会と特別演奏会の差か、、 いや、、、宮本さんでしょう?!

少しモダン色のあるオーケストラと甘美な音色のオーボエ
CDで聴いていて期待していた以上の甘い音色にうっとり

フルートで聴きなれているコンチェルト、inDより1音低いだけなのだが、この1音の差で音楽の色彩が異なり、表情を此処まで変えてくれるなんてなんて面白いのだろう!

お行儀の良い1楽章、緩徐楽章は甘美な音色をたっぷり披露してくれる、最終楽章にちりばめられた宮本氏の悪戯(語弊がある表現だけれど)
1→2→3と楽章を進む毎に宮本氏の遊びがプラスされて行く様だ
各楽章にカデンツァがあるのだが、めいっぱい音楽的で技巧的で、魅力的なソリストがスポット披露されて行く

古典は遊ぶ余地や楽しむ余地が沢山あって楽しい
モーツァルトのコンチェルトって演奏するのがこんなに楽しいんだよ♪
聴かせる演奏というより、演奏する事の楽しさを感じる…そんな聴き方をした自分が嬉しい


今日のマーラーは、昨日と違って副目的 (^^;;
冒頭のフルート群で「♪」な気分、ところが4小節目からの弦に「!」
低弦が厚い! 今回は中央より上手寄りに座ったので余計に感じたかもしれないが

昨日の現田氏が神父が説教を述べるように上品に流れていくのに対して、本日の広上氏は子供に読み聞かせする母のようにドラマティックな表現で音楽の起伏が物凄い
併せて音の鳴りが立体的で、音のヒダの中に身を置く快感を味わった

3楽章の冒頭、低弦の響きが暖かく心地よく夢見心地
天上への音楽、ルーブル美術館展で本物の絵画を見た時に感じたような、足元をすくいあげられているような妙な感覚、それが心地良い

3楽章の賑やかな部分で、歌手が入場し、3楽章と4楽章はアタッカでつながる
音楽の流れが切れないし、3楽章から継続して盛り上がって行く
4楽章、最初のテーマに戻る所のテンポは速い、、、木管のホンの一瞬の乱れにドキッとするが、よどみ無い天上への流れに憧れを示すかの様


納まることの無いカーテンコールに会場の照明が明るくなり現実を見る
余韻まで楽しめた演奏会だったな
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# by laienhaftes | 2006-03-19 20:27 | orchestra

神奈川フィル定演 -224-

『天国への憧れ』

横浜みなとみらい大ホール

バルトーク / ヴァイオリン協奏曲第2番
マーラー / 交響曲第4番 ト長調

指揮:現田茂夫
ヴァイオリン:神尾真由子
ソプラノ:釜洞祐子


定期会員用公開ゲネプロは、時間が間に合わず諦めた
明日も都響でマーラーを聴くんだからと、自分自身を慰めてみる

バルトークのソリストは若干二十歳
黄色のチューリップのようなドレスに身を包み、初々しい雰囲気
初めて聴く曲だが、ソリストの若さ弾けたパワフルな演奏
オケの皆さんが沢山の保護者のように見える

歌い込むような音楽ではないのだが、ヴァイオリンの力をほぼフルに引き出しているようで、音に引き込まれて行く
前衛的な音楽に微分音程、聴く側も息を呑んで神経を研ぎ澄ませて聴く
どの音が微分音程か判らないが、見事にハウリングが聴こえるので、その音が奏でられているのがわかる…演奏するのはかなり難しそうだが、聴く分には面白い

演奏会はたいがいは下手側に席を取る事が多い
ただ、このオケは上手側の音が弱いので席位置が要注意なんだな。。。
今回はyurikamomeさんの御好意で左右中央、前後中央より少し後方のかなり良い位置で聴く事が出来た、この位置だとバランスがとても良い
ありがとうございました、yurikamomeさん!


今日の私の主目的はマーラー
冒頭のフルート群から息を呑み、集中して聴いてしまう
弦と管との流れるようなアンサンブルもあれば、唐突に管がしゃしゃり出る所もある
それがこの曲の面白い所…判っていないで聴くと、多少耳障りかもな

第3、第4フルートの第1、第2ピッコロへの持ち替え、ひょっこり顔を出すオーボエの旋律、さりげなく主張するコールアングレ、、、 このオケの木管前列の音はみんな大好きだ(*^^*)

演奏を聴きながらスコアが目の前に浮かんで来る
自分の目がカメラにでもなった様に、聴きたい旋律のパートを目が追う
主旋律の移動がパスされていく様子が楽しい

オケの中できちんとパートを歌い上げる事って、
こーいう音色が必要で、こーいう表現が必要で、……こー言う事なんだなぁ…としみじみ
まるで小姑の様に、詳細にフルートの音に耳を傾ける…すみません、フルートの皆様

さすがにこの聴き方は疲れる
私の集中力は第3楽章冒頭で、事切れた ^^;;
前半がバルトークだった事も影響してるし、、、

3、4楽章は完全に音の流れに身を任せた状態で聴く(最初からこーやって聴こうよ!)
弦の厚みや立体感が少し物足りない、どーしても過去に聴いた最高の状態(シュナイト@ミューザ)を求めてしまうからなんだけど、「安らぎ」「くつろぎ」の暖かさはこの上ない
天上に舞い上がって行く音がピアニッシモで終わる
余韻を残して…この余韻も音楽の一部分として楽しむ


そしておもむろに現実に戻ってくる … この瞬間が何とも言えない
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# by laienhaftes | 2006-03-18 23:59 | orchestra
パルテノン 小ホール


テノール:福井 敬
ソプラノ:渡辺由美香
ピアノ:谷池重子


グリーグ / 君を愛す
アルディーディ / 口づけ (S)
トスティ / 理想の人 / 暁は光から / 別れの歌
デラックア / ヴィラネル (S)
ビクシオ / マリウ、愛の言葉を
クルティス / 忘れな草
ファルヴォ / 彼女に告げてよ

滝廉太郎 / 荒城の月
山田幸作 / まちぼうけ
小林秀雄 / 落葉松

プッチーニ / 「トスカ」より 妙なる調和
トーマ / 「ハムレット」より 狂乱の場 遊びの仲間に入れてください (S)
ビゼー / 「カルメン」より 花の歌
ヴェルディ / 「リゴレット」より 女心の歌
モーツァルト / 「魔笛」より 復習の心は地獄のように胸に燃え (S)
プッチーニ / 「トゥーランドット」より 誰も寝てはならぬ

Be My Love
乾杯の歌 (w/S)


イタリア歌曲は、ストレートな表現&男のふられ歌
フランス歌曲は、ニュアンス風であいまいな表現

英語の歌詞、ドイツ語の歌詞、日本語の歌詞、それぞれニュアンスが違う

今日のリサイタルは小ホールだったのだが、大ホールでも充分な歌唱力なんだ
ホール全体がブルブル共鳴するようなフォルテッシモ、足元から全身がゾクゾクする

女心の歌 では、ステージを降りて、客席を徘徊しながらパフォーマンス付きの歌
ピアノは伴奏ではなく、あくまでもピアノと歌とのアンサンブルなんだ

良いなぁ、こーいう風に歌うようにフルートを吹いてみたい
こーいう風にピアノとアンサンブルしてみたい
ダイナミックスレンジ幅が広いだけでも表現の幅って物凄く広いんだね

フルートは音量の小さい楽器
でも、音色やタンギングや技術要素を豊富にする事で、色彩豊かな表現が可能だと思う
闇雲にでかいだけの無機質な音は嫌いだが、頭ごなしにフルートの大きい音は嫌いだから…と大きな音量を否定するのはどーかと思う。そー言う人の多くが薄っぺらい演奏をするのを聴くと、意味を履き違えてないかな?と疑問を持つ。 特にバロックや古典はてきめんだ。

こー演奏したい…って自分の気持ちを言葉に表現するヒントが今日の演奏にあった
やはり、節操無く(笑)多々な種類の演奏を聴く事は、私にとっては大きな糧になっていると思う


パルテノンでの公演は、新日定期などは都心と値段差が無く割高に感じる
しかし、小ホールのシリーズは一流のアーティストが格安で聴ける

来期もシリーズ券を買おうかな。。。^^
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# by laienhaftes | 2006-03-05 19:50 | others